Netflixオリジナルのこれだけは観ておきたいおすすめ邦画10選

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Netflixオリジナルのこれだけは観ておきたいおすすめ邦画10選

「最近の日本の映画って、どんなものが面白いの?」

「映画館に行かなくても、家でじっくり楽しめる質の高い邦画が知りたい!」

そんな、日本のエンターテイメントを愛するあなたへ。

今、Netflixは日本の才能あるクリエイターとタッグを組み、これまでの邦画の常識を覆すような、野心的で、世界水準のオリジナル映画を次々と生み出しています。

この記事では、そんなNetflixオリジナルの中から、2025年の超話題作を含め、今観なければ絶対に損をする、最高の日本映画だけを10作品厳選しました。

日本の物語の底力に、きっとあなたも心を揺さぶられるはずです。

【世界に挑む超大作アクション】日本のエンタメ最前線

日本が世界に誇る技術と情熱。ハリウッドにも負けない、ド派手で、最高にクールな2作品。

新幹線大爆破

ハラハラドキドキ度5.0
スケール感5.0
社会派テーマ4.0
主演・草彅剛の熱演5.0
日本の技術力5.0

基本情報

ざっくり言うとこんな話

走行速度が時速100kmを下回ると爆発するーー。乗客を乗せたはやぶさ60号に、そんな爆弾が仕掛けられた。犯人の要求は、現金1,000億円。運転士、指令室、そして警察。極限の状況下で、それぞれのプロフェッショナルたちが、乗客の命を救うため、前代未聞の危機に立ち向かう。

イチマルのレビュー

日本映画史に輝く、伝説のパニック映画が、半世紀の時を経て、今、蘇る。

監督に『シン・ゴジラ』の樋口真嗣、主演に草彅剛を迎えた本作は、単なるリメイクではありません。現代の社会情勢や最新技術を反映させ、全く新しい「新幹線大爆破」として生まれ変わっています。

この映画の凄みは、ノンストップで観る者を追い詰める、圧倒的な緊張感。そして、極限状態の中で、自分の職務を全うしようとする「名もなきプロフェッショナルたち」の姿を、熱く、そしてリアルに描いている点にあります。

犯人はなぜ、このような凶行に及んだのか?その背景にある社会への問いかけも、より現代的に、そして鋭くなっています。日本が世界に誇る、一級のサスペンス・エンターテイメントです。

こんな気分の時におすすめ

  • 手に汗握る、ノンストップのパニック・スリラーで興奮したい時
  • 日本の技術と役者陣の熱量が結集した、骨太な超大作が観たい時

シティーハンター

原作再現度5.0
アクションのキレ5.0
鈴木亮平の冴羽獠度5.0
もっこり度4.0
新宿の空気感5.0

基本情報

ざっくり言うとこんな話

新宿を拠点に、裏社会の厄介事を解決する超一流のスイーパー(始末屋)「シティーハンター」こと冴羽獠。ある日、彼は失踪した兄を探す女性・香から、危険な依頼を受ける。しかし、その裏には、新宿を巻き込む巨大な陰謀が隠されていた。

イチマルのレビュー

待たせたな、100tハンマー。伝説のコミックが、最高の形で実写化されました。

これまで何度も映像化されてきた『シティーハンター』ですが、主演・鈴木亮平が見せる「冴羽獠」は、まさに完璧。普段は美女に目がないお調子者、しかし、一度銃を手に取れば、誰も敵わない超一流のプロ。そのギャップを見事に体現しています。

現代の新宿を舞台に繰り広げられる、ガンアクションと肉弾戦は、邦画のレベルを遥かに超える迫力。そして、原作ファンが愛してやまない、コミカルな掛け合いや「もっこり」も健在です。

原作へのリスペクトと、現代的なアップデートが完璧に融合した、最高のエンターテイメント作品と言えるでしょう。

こんな気分の時におすすめ

  • カッコよくて、面白い、痛快なアクションコメディでスカッとしたい時
  • 伝説のキャラクターが、現代の新宿で暴れ回る姿を見て興奮したい時

【心に深く刻まれる人間ドラマ】日本の物語の真髄

派手さはないけれど、観終わった後、きっとあなたの心に温かい何かを残してくれる。そんな3作品。

浅草キッド

師弟愛の熱さ5.0
主演二人の演技力5.0
昭和の再現度5.0
夢と現実のほろ苦さ5.0
ビートたけしが好き度5.0

基本情報

ざっくり言うとこんな話

1970年代の浅草。大学を中退したタケシ(後のビートたけし)は、伝説の芸人・深見千三郎に弟子入りし、ストリップ劇場のエレベーターボーイとして働き始める。彼は、厳しいながらも愛情深い師匠の下で、芸人としての生き様を学んでいく。

イチマルのレビュー

これは、世界のキタノが「ビートたけし」になる前の、ほろ苦く、そして愛おしい青春物語。

監督・脚本を劇団ひとりが務め、師匠・深見を大泉洋、若き日のタケシを柳楽優弥が演じる。このキャスティングが、まず完璧です。特に、柳楽優弥が見せる、話し方から歩き方まで、完全にタケシが乗り移ったかのような憑依的な演技は、鳥肌もの。

テレビが娯楽の王様になり、舞台芸人たちが時代に取り残されていく、昭和という時代の光と影。その中で描かれる、不器用で、まっすぐな師弟の絆に、涙なしでは観られません。

「笑われるな、笑わせろ」。師匠の言葉が、観終わった後も深く心に響きます。夢を追いかける全ての人に観てほしい、熱くて、優しい傑作です。

こんな気分の時におすすめ

  • 夢を追いかける人々の、熱くて、少し切ない物語に感動したい時
  • 昭和という時代の熱気と、不器用な師弟の絆に触れたい時

ちひろさん

心のデトックス度5.0
主人公の魅力5.0
優しさの描き方5.0
セリフの心地よさ4.0
海辺の町の空気感5.0

基本情報

ざっくり言うとこんな話

海辺の町の小さなお弁当屋さんで働く、元風俗嬢のちひろ。彼女は、過去も未来も気にせず、ただ「今」を自由に生きている。そんな彼女の周りには、孤独を抱えた人々が自然と集まってくる。

イチマルのレビュー

この映画は、現代社会で「普通」という名の鎧を着て戦う、全ての大人たちに贈る、一服の清涼剤です。

主人公のちひろさんは、誰かに同情することも、されることもありません。彼女は、ただそこに存在し、お弁当を売り、時々、海を見てタバコをふかす。その、誰にも媚びない「個」としての在り方が、観る者に強烈な解放感を与えてくれます。

監督の今泉力哉は、本作で「孤独」をネガティブなものとして描いていません。むしろ、誰もが持つ、パーソナルで、誰にも侵されたくない「聖域(サンクチュアリ)」として、優しく肯定します。だからこそ、孤独を抱えた人々が、ちひろさんの周りに自然と集まってくる。

これは、新しい「繋がり」の形を描いた、現代の寓話なのかもしれません。

こんな気分の時におすすめ

  • 人間関係に少し疲れて、心をリセットしたい時
  • 誰かの優しさに触れて、温かい涙を流したい時

パレード

涙腺崩壊度5.0
キャストの豪華さ5.0
生命の尊さ5.0
映像の美しさ4.0
優しい気持ちになれる度5.0

基本情報

ざっくり言うとこんな話

瓦礫が打ち上げられた、霧がかった海岸で目を覚ました美奈子。彼女は、離ればなれになった一人息子を探すが、すぐに自分がすでに「死者」であることに気づく。やがて彼女は、月に一度、死者たちが集まって、会いたい人を探す「パレード」に参加するようになる。

イチマルのレビュー

これは、残された人々の物語であり、同時に、旅立っていった人々の物語です。

監督の藤井道人(『新聞記者』)と、主演の長澤まさみをはじめとする、超豪華キャストが集結。死という重いテーマを扱いながらも、本作に流れる空気は、驚くほど温かく、そして優しい。

愛する人を失った悲しみ、そして、伝えられなかった想い。死者も、生きている者も、同じように後悔と未練を抱えている。その普遍的な感情を、ファンタジックな設定の中で、静かに、そして丁寧に描き出します。

観る人によって、様々な解釈ができる、余白の多い作品です。観終わった後、あなたが会いたい人は、誰ですか?と、そっと問いかけられるような、そんな一本です。

こんな気分の時におすすめ

  • 大切な人に会いたくなるような、感動的な物語で涙を流したい時
  • ファンタジーの世界観を通して、生と死について静かに考えたい時

【独創的なエンターテイメント】アイデアと遊び心の3作品

ミステリー、コメディ、ゾンビ! 日本のクリエイターならではの、ユニークな発想が光る作品たち。

クレイジークルーズ

脚本の巧妙さ5.0
豪華キャストの競演5.0
オシャレな雰囲気5.0
会話劇の面白さ5.0
先の読めない展開4.0

基本情報

ざっくり言うとこんな話

エーゲ海へ向かう、巨大な豪華客船「MSCベリッシマ」。そこで働くバトラーの冲方と、謎の乗客・千弦は、船上で起きた殺人事件の謎を、独自に解き明かそうとする。しかし、船の乗客は、誰もが一癖も二癖もあるワケありの人間ばかりだった。

イチマルのレビュー

脚本家・坂元裕二(『花束みたいな恋をした』)が、Netflixで極上のミステリーを書き上げました。

豪華客船という閉鎖された空間、そこで起こる殺人事件、そして、容疑者は乗客全員。その設定は、まるでアガサ・クリスティーの小説のよう。

しかし、そこに坂元裕二ならではの、ウィットに富んだ、リアルで可笑しい会話劇が加わることで、本作は唯一無二の魅力を放ちます。主演の吉沢亮と宮﨑あおいをはじめ、豪華な俳優陣が演じる、愛すべき変人たちのキャラクターも最高。

オシャレで、ロマンティックで、そしてスリリング。全ての要素が高いレベルで融合した、大人のためのエンターテイメントです。

こんな気分の時におすすめ

  • オシャレで、ウィットに富んだ会話劇が楽しいミステリーが観たい時
  • 豪華な俳優たちが演じる、個性的なキャラクターたちの競演を楽しみたい時

ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~

爽快感5.0
ブラックユーモア5.0
ゾンビ映画としての新しさ5.0
ストレス発散度5.0
主演のハマり役度4.0

基本情報

ざっくり言うとこんな話

ブラック企業で心身ともにすり減らし、生きる屍のようになっていた天道輝(アキラ)。ある朝、目が覚めると、街はゾンビで溢れかえっていた。絶望的な状況の中、彼は気づく。「もう、会社に行かなくてもいいんじゃね?」と。彼は、ゾンビになるまでにしたい100のことを、リストアップし始める。

イチマルのレビュー

ゾンビ・アポカリプスを、これほどまでにポジティブで、カラフルに描いた作品があったでしょうか?

現代の若者が抱える「仕事のストレス」と、「ゾンビ」という非日常を掛け合わせた、天才的な発想のコメディです。

大量のゾンビから逃げ回るスリルと、ブラックな労働環境から解放された主人公の、底抜けの明るさ。そのギャップが、最高に面白い。サメゾンビとの対決など、バカバカしくて笑えるシーンも満載です。

「やりたいことをやらずに後悔するくらいなら、ゾンビに食われた方がマシだ!」という、彼のポジティブな生き様は、日々のストレスに悩む私たちに、不思議な勇気と活力を与えてくれます。

こんな気分の時におすすめ

  • とにかく笑って、何も考えずに楽しめる、痛快な映画が観たい時
  • 仕事や日常のストレスを、ゾンビと一緒に吹き飛ばしたい時

赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

アイデアの勝利度5.0
福田雄一監督らしさ5.0
豪華キャストの振り切り度5.0
衣装と美術の可愛らしさ4.0
気軽に観れる度5.0

基本情報

ざっくり言うとこんな話

おとぎの国を旅する赤ずきんは、道中、みすぼらしい格好をしたシンデレラと出会う。舞踏会へ向かう二人が乗ったカボチャの馬車が、美容師を轢いてしまう。事件の真相を隠したいシンデレラたちだったが、そこは名探偵の赤ずきん。彼女は、独自の捜査で事件の真相に迫っていく。

イチマルのレビュー

『今日から俺は!!』の福田雄一監督が、おとぎ話の世界でやりたい放題!

「ミステリー」と「誰もが知るおとぎ話」を融合させた、斬新な設定のコメディです。橋本環奈が演じる、可愛い顔して、実は腹黒く、鋭い推理を披露する赤ずきん。そのキャラクターが、まず最高。

シンデレラ、王子様、魔法使い…。おとぎ話の登場人物たちが、福田組の常連俳優たちによって、情けなくて、人間臭いキャラクターとして描かれています。そのシュールな笑いは、まさに福田雄一ワールド全開。難しい伏線やトリックはありません。

ただ、豪華なキャストたちが、大真面目にふざけている様を、笑いながら楽しむ。そんな、休日にぴったりの一作です。

こんな気分の時におすすめ

  • 福田雄一監督の、シュールでくだらない(褒め言葉)笑いが好きな時
  • 有名なおとぎ話が、ユニークな設定でパロディにされるのが好きな時

【忘れられない愛の物語】切なくて、美しい2作品

恋愛の喜びと痛み、そして、様々な愛の形。あなたの心を優しく包み込む、2つのラブストーリー。

桜のような僕の恋人

涙腺崩壊度5.0
主演二人の儚さ5.0
映像の美しさ5.0
物語の切なさ5.0
Mr.Childrenの主題歌5.0

基本情報

ざっくり言うとこんな話

美容師の美咲に恋をした、駆け出しのカメラマン晴人。彼女にふさわしい人間になるため、努力を重ねる晴人だったが、やっとの思いで掴んだ幸せな日々は、長くは続かなかった。美咲が、人の何十倍もの速さで老化する、という難病を発症してしまったのだ。

イチマルのレビュー

覚悟して観てください。これは、あまりにも切なく、そして美しい、涙のラブストーリーです。

「ファストフォワード症候群」という架空の難病を通して、本作は「時間」というものの、愛おしさと残酷さを描き出します。

中島健人と松本穂香が演じる、主人公カップルの幸せな時間が、あまりにもキラキラと輝いているからこそ、忍び寄る病の影が、より一層、観る者の胸を締め付ける。老いていく姿を、愛する人に見せたくない。その悲しい願いが、痛いほどに伝わってきます。

日本の美しい四季の風景と共に描かれる、二人の儚い恋の物語。Mr.Childrenによる書き下ろしの主題歌『永遠』が、涙腺を最後の最後まで刺激し続けます。

こんな気分の時におすすめ

  • とにかく思いっきり泣きたい時、感動的なラブストーリーに浸りたい時
  • 儚くも美しい、二人の恋の行方を見届けたい時

彼女

主演二人の熱演5.0
映像の生々しさ5.0
愛と依存の危うさ5.0
観る人を選ぶ度5.0
ロードムービーとしての魅力4.0

基本情報

ざっくり言うとこんな話

高校時代から同級生の七恵に恋をしていたレイ。ある日、夫から酷いDVを受けている七恵を救うため、レイは彼女の夫を殺害してしまう。「あんたがあんたの旦那を殺したから、あたしはあんたを好きになれないのかな」。二人は、あての無い逃避行へと出発する。

イチマルのレビュー

これは、愛か、それとも共犯か。観る者に、強烈な問いを投げかける問題作。

水原希子と、さとうほなみが、全てを曝け出すような、鬼気迫る演技で、逃避行を続ける二人の女性の、複雑で、危うい関係性を体現しています。

相手を愛するがゆえの暴力、そして、自分を救ってくれた相手への依存。その二つの感情が、美しい日本の風景の中で、生々しく交錯します。

本作は、決して手放しで賞賛できるような、綺麗な物語ではありません。しかし、常識や倫理観を越えた場所でしか成立しえない、歪んだ愛の形を、ここまで真正面から描き切った勇気と熱量には、圧倒されるはずです。

こんな気分の時におすすめ

  • 綺麗事ではない、人間のリアルで、生々しい感情に触れたい時
  • 観終わった後に、簡単には答えの出ない、問いを抱えたい時

まとめ

今回は、Netflixでしか観られない、傑作オリジナル日本映画を10本、ご紹介しました。

気になる作品は見つかりましたか?

日本のクリエイターたちが生み出す、多様で、質の高い物語の世界を、ぜひお楽しみください。

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