Netflixオリジナルホラー映画10選【本当に怖い傑作集】

Netflixオリジナルホラー映画10選【本当に怖い傑作集】 Netflix
Netflixオリジナルホラー映画10選【本当に怖い傑作集】

「ありきたりなホラー映画はもう見飽きた…」

「今夜は、本気で眠れなくなるくらい怖い映画が観たい!」

そんな、刺激に飢えたホラー映画ファンに朗報です。

Netflixには、劇場公開作品にも劣らない、独創的で質の高いオリジナルホラー映画が数多く眠っています。

そこでこの記事では、数々のホラー映画を観てきた私が「これは本当に怖い!」と唸った、選りすぐりの傑作だけを10作品厳選しました。

この記事を読めば、あなたのありふれた夜を、忘れられない恐怖体験へと変える一本が必ず見つかるはずです。部屋の電気を消して、覚悟はよろしいですか?

【批評家絶賛】脳に焼き付く傑作ホラー

ただ怖いだけじゃない。社会的なテーマや、人間の深層心理をえぐる、物語の質で勝負する2作品をご紹介。

獣の棲む家

心理的恐怖5.0
社会派テーマの深さ5.0
家の不気味さ5.0
ジャンプスケアの質5.0
観終えた後の余韻5.0

基本情報

ざっくり言うとこんな話

紛争の続く南スーダンから命からがら逃れ、イギリスにたどり着いた難民の夫婦。保護施設での厳しい審査を経て、新居として一軒の家が与えられるが、その家には壁の中から不気味な音が響き、夫婦を過去のトラウマへと引きずり込む邪悪な何かが棲みついていた。

イチマルのレビュー

これは、ただの「お化け屋敷」映画ではありません。難民が直面する「現実の恐怖」と、心霊現象を完璧に融合させた、社会派ホラーの傑作です。

新しい環境に馴染めない疎外感、文化の違い、そして故郷から逃げ出す過程で負った、決して消えることのない罪悪感。それら全てが、家の壁から現れる「霊」として、夫婦に襲いかかります。

観ている私たちは、心霊現象そのものよりも、彼らが抱える心の痛みにこそ、本当の恐怖を感じるのです。ホラー映画としての怖さはもちろん一級品ですが、それ以上に、現代社会が抱える問題を鋭くえぐり出す、その物語の深さに心を打たれます。

ラストに明かされる真実は、あなたの心に重く、そして深く突き刺さるはずです。

こんな気分の時におすすめ

  • ただ怖いだけでなく、社会的なメッセージ性のある深い物語が観たい時
  • 人間の罪悪感やトラウマを描く、心理的なホラーが好きな時

ザ・リチュアル いけにえの儀式

森の不気味さ5.0
じわじわくる恐怖5.0
クリーチャーデザイン5.0
男たちの心理描写5.0
北欧神話の禍々しさ5.0

基本情報

ざっくり言うとこんな話

大学時代の友人4人組は、亡くなった友人を偲び、スウェーデンの広大な国立公園でハイキングを開始する。しかし、近道をしようと足を踏み入れた森で、彼らは人知を超えた邪悪な存在に追われることになる。

イチマルのレビュー

この映画の本当の主役は「森」そのものです。

昼間でも薄暗く、どこまでも続く北欧の森の映像が、まず圧倒的に不気味。方向感覚を失い、食料も尽きていく中で、仲間たちの間に生じる疑心暗鬼や、過去の罪悪感といった「内なる恐怖」が、じわじわと心を蝕んでいきます。

そして、森に潜む「何か」の正体が明らかになるにつれて、物語は原始的な恐怖の領域へと突入します。そのクリーチャーデザインは、近年稀に見るほどの独創性と禍々しさ。派手なジャンプスケアに頼らず、人間の弱さと大自然の脅威を丹念に描くことで、観る者の本能的な恐怖を呼び覚ます。

北欧神話やフォークホラーが好きなら、必見の一本です。

こんな気分の時におすすめ

  • 閉鎖的で、逃げ場のない状況の恐怖を味わいたい時
  • 人間の内なる弱さと、人知を超えた存在が交錯する物語が好きな時

【世界的大ヒット】社会現象を巻き起こした2作品

ただ怖いだけじゃない。社会的なテーマや、人間の深層心理をえぐる、物語の質で勝負する2作品をご紹介。

BIRD BOX/バード・ボックス

設定の斬新さ5.0
ハラハラドキドキ度5.0
主演サンドラ・ブロックの母性5.0
「見えない恐怖」の演出5.0
観た後、目隠ししたくなる度4.0

基本情報

ざっくり言うとこんな話

ある日突然、「それ」を見ると、人々が次々と正体不明の力に操られて自らの命を絶つ、という怪現象が発生。世界が崩壊する中、マロリーは二人の子供を守るため、決して「見ない」ように目隠しをしながら、安息の地を求めて危険な川下りを決意する。

イチマルのレビュー

配信当時、社会現象を巻き起こしたNetflixホラーの代表格。

「見てはいけない」というシンプルなルールが、これほどまでに強烈なサスペンスを生むとは驚きです。怪物の姿を一切見せないことで、逆に観客の想像力を掻き立て、得体の知れない恐怖を増幅させる演出が見事。

主演のサンドラ・ブロックが見せる、極限状況下での母の強さと脆さの演技が、物語に確かな説得力を与えています。特に、目隠しをしながら子供たちを導くシーンの緊張感は、手に汗握ること間違いなし。

ホラーでありながら、同時に、過酷な世界で生きる親子の愛を描いたロードムービーでもあります。エンターテイメントとして非常に完成度の高い一作です。

こんな気分の時におすすめ

  • 分かりやすく、ハラハラドキドキできるサバイバルスリラーが観たい時
  • 「もしも世界がこうなったら…」という設定の、終末ものが好きな時

フィアー・ストリート Part 1~Part 3

90年代ホラー愛5.0
テンポの良さ5.0
ゴア描写(血みどろ度)4.0
物語の構成力5.0
3作イッキ見推奨度5.0

基本情報

ざっくり言うとこんな話

呪われた町シェイディサイドで、何世代にもわたって繰り返される惨殺事件。1994年、1978年、そして1666年と、3つの時代をまたいで、ティーンエイジャーたちが町に隠された魔女の呪いの謎に立ち向かう。

イチマルのレビュー

これは、90年代ホラー映画への愛に満ちた、最高のラブレターです!

『スクリーム』や『13日の金曜日』といったスラッシャー映画の「お約束」をふんだんに盛り込みつつ、3つの時代が繋がる壮大なミステリーとして、物語を見事に着地させています。

1994年のネオンとグランジロック、1978年のサマーキャンプの開放感と恐怖、そして1666年の魔女狩りの重苦しさ。それぞれの時代の雰囲気が完璧に再現されており、観ていて飽きることがありません。血しぶき多めの容赦ないゴア描写と、魅力的な若手キャストたちの熱演も最高。

難しいことを考えずに、ポップコーン片手に楽しめる、極上のスラッシャー・エンターテイメントです。3作まとめて観ることを強くお勧めします!

こんな気分の時におすすめ

  • 往年のスラッシャー映画のような、血みどろで楽しいホラーが観たい時
  • 3部作を一気に観て、壮大な物語に浸る週末を過ごしたい時

【世界の戦慄】ホラーの逸品たち

世界各国から届いた、独創的で忘れられない恐怖を体験できる映画を3本ご紹介。

プラットフォーム

設定の独創性5.0
社会風刺の鋭さ5.0
不快指数5.0
観た後の議論誘発度5.0
食欲減退度5.0

基本情報

ざっくり言うとこんな話

目が覚めると、ゴレンは縦に積み重なった塔のような刑務所の48階層にいた。中央の穴からは、上層階の食べ残しが乗った巨大なテーブルが降りてくる。下の階層に行くほど、食料は残っていない。この理不尽なシステムの中で、究極のサバイバルが始まる。

イチマルのレビュー

観終わった後、あなたはこの映画について誰かと語らずにはいられなくなるでしょう。

「階層(レベル)」という単純なルールで、現代の資本主義社会の縮図を見事に描き切った、スペイン発の天才的な一作。

上の階層の者は贅沢に食べ、下の階層の者は飢えに苦しむ。この不平等なシステムの中で、人間の理性や連帯感がいかに脆く、たやすく崩れ去るかを生々しく見せつけられます。グロテスクな描写も多いですが、それ以上に、人間のエゴイズムがもたらす状況そのものが恐ろしい。

これは、ホラーの皮をかぶった、痛烈な社会寓話です。「もし自分がこの中にいたら、どう行動するか?」と考え始めると、眠れなくなること請け合いです。

こんな気分の時におすすめ

  • 人間の醜さや社会の不条理を描いた、胸糞の悪い(褒め言葉)映画が観たい時
  • 観終わった後に、深く考えさせられるような問題作に触れたい時

呪詛

純粋な怖さ5.0
POVの臨場感5.0
観客を巻き込む仕掛け5.0
観た後の嫌な感じ度5.0
カルト宗教の不気味さ5.0

基本情報

ざっくり言うとこんな話

6年前、ある宗教施設の禁忌を破ってしまったルオナン。その日から、彼女の周りでは不可解な出来事が頻発し、娘のドゥオドゥオにも呪いの影響が及び始める。娘を救うため、彼女は呪いの謎を解明しようとカメラを回し始める。

イチマルのレビュー

近年、最も怖いと話題になった台湾発のPOV(主観視点)ホラー。

この映画の革新的な点は、「観客であるあなた」を、物語の呪いに巻き込もうとする仕掛けにあります。劇中で登場する印や呪文は、観ているこちら側にも影響があるのではないかと思わせる、巧みな演出が満載。

全編を通して、じっとりとまとわりつくような湿度と、土着信仰の得体の知れない不気味さが画面から伝わってきます。派手な音で脅かすのではなく、日常に静かに侵食してくるような恐怖演出が、逆にリアルで鳥肌もの。

特に、終盤の「ある儀式」のシーンは、ホラー耐性がある私でも思わず目を背けてしまいました。軽い気持ちで観ると、本当に後悔するかもしれません。

こんな気分の時におすすめ

  • とにかく本気で怖い、純粋な心霊ホラーで絶叫したい時
  • アジアならではの、じっとりとした湿度の高い恐怖を味わいたい時

ブラッド・レッド・スカイ

設定の妙5.0
アクションの迫力4.0
母は強し度5.0
密室パニック度5.0
B級映画のA級の楽しさ5.0

基本情報

ざっくり言うとこんな話

ハイジャックされた夜間飛行の旅客機。乗客たちが絶望する中、息子を守るため、一人の女性が立ち上がる。しかし、彼女にはテロリストさえも恐怖させる、恐ろしい秘密が隠されていた。

イチマルのレビュー

「ハイジャックされた飛行機に、ヴァンパイアが乗り合わせていたら?」

この一行だけで、ワクワクしませんか?本作は、その最高のアイデアを、見事なB級アクションホラーとして完璧に映像化した、ドイツ発の快作です。

物語は、ハイジャック犯との攻防を描くサスペンスと、母性との間で葛藤する主人公のドラマ、そして狭い機内で繰り広げられる血みどろのパニックホラーが、見事なバランスで融合しています。

複雑なテーマはありません。ただひたすらに、息子を守る母の姿が、最高にカッコよく、そして切ない。スカッと楽しめる、極上のエンターテイメント・ホラーです。

こんな気分の時におすすめ

  • B級映画ならではの、突飛な設定と勢いのあるアクションを楽しみたい時
  • 強い女性が敵をなぎ倒していく、痛快な物語でスカッとしたい時

【巨匠&強烈な個性派】忘れられない恐怖体験

ホラーというジャンルを愛し、知り尽くしたクリエイターたちが生み出す、唯一無二の恐怖映画を2本ご紹介。

ジェラルドのゲーム

限定空間の恐怖5.0
心理的な追い詰められ方5.0
主演女優の熱演5.0
痛い描写度5.0
スティーヴン・キング原作再現度4.0

基本情報

ざっくり言うとこんな話

夫婦関係のマンネリを解消するため、湖畔の別荘を訪れたジェシーとジェラルド。しかし、SMプレイの最中にジェラルドが急死し、ジェシーはベッドに手錠で拘束されたまま、たった一人取り残されてしまう。

イチマルのレビュー

ホラーの帝王、スティーヴン・キングの「映像化不可能」と言われた小説を、見事に映画化した傑作。

物語のほとんどが、ベッドの上という限定された空間で展開されます。しかし、その「動けない」という状況が、想像を絶する恐怖を生み出すのです。

肉体的な危機(喉の渇き、飢え)と同時に、過去のトラウマが幻覚となって彼女を襲う、心理的な恐怖。この二重の苦しみが、観る者の精神をじわじわと削っていきます。主演のカーラ・グギーノの、絶望と狂気の狭間をいく熱演は圧巻の一言。

そして、クライマックスで彼女が取る「ある行動」は、目を背けたくなるほど痛々しく、脳裏に焼き付いて離れません。

こんな気分の時におすすめ

  • 派手さはないが、人間の心理をじっくりと追い詰めるようなスリラーが好きな時
  • 限定された空間で繰り広げられる、アイデア勝負のシチュエーションスリラーが観たい時

アポストル 復讐の掟

カルト教団の不気味さ5.0
ゴア描写(痛さ)5.0
狂気の熱量5.0
終盤の展開の独創性4.0
観る人を選ぶ度5.0

基本情報

ざっくり言うとこんな話

1905年、妹を謎のカルト教団に誘拐されたトーマスは、彼女を救出すべく、信者を装って教団が支配する孤島に潜入する。しかし、その島には、血と暴力に満ちた恐ろしい秘密が隠されていた。

イチマルのレビュー

『ザ・レイド』の監督が撮ったカルトホラー。この一文で、覚悟が決まるはずです。

序盤は、閉鎖的な島で暮らすカルト教団の不気味さをじっくりと描くミステリー。しかし、物語が進むにつれて、その雰囲気は狂気と暴力が渦巻く地獄絵図へと変貌していきます。

本作の魅力は、その徹底した「痛み」の描写。拷問器具や、血なまぐさい儀式の数々は、非常に直接的で、観ていて思わず顔をしかめてしまうほど。しかし、その狂気の奥にある、教団が抱える「信仰」や「絶望」も描かれているため、単なるゴア映画では終わらない深みがあります。

万人にはお勧めできませんが、この熱量と世界観にハマる人は、とことんハマるはずです。

こんな気分の時におすすめ

  • 美しい映像と、ハードなゴア描写が融合した作品が好きな時
  • 閉鎖的な共同体で起こる、狂気の物語に興味がある時

【新感覚ホラーコメディ】恐怖と笑いを体験

恐怖と笑いは紙一重。絶望的な状況を、ブラックな笑いで吹き飛ばすユニークな作品をご紹介。

ザ・カンファレンス

ホラーコメディとしてのバランス5.0
登場人物のゲスさ5.0
殺害方法の独創性4.0
風刺の効き具合5.0
気軽に観れる度4.0

基本情報

ざっくり言うとこんな話

一癖も二癖もある自治体の職員たちが、チームビルディングのための研修旅行でリゾート地を訪れる。しかし、その土地には、彼らの不正な開発計画に恨みを持つ、謎の殺人鬼が待ち受けていた。

イチマルのレビュー

嫌な奴らが、次々と面白い方法で殺されていく!

本作は、そんな不謹慎なカタルシスに満ちた、スウェーデン発の極上ホラーコメディです。登場人物は、自己中心的な上司、やる気のない若者、意識高い系コンサルタントと、私たちの身の回りにもいそうな「嫌な奴」ばかり。

だからこそ、彼らが殺人鬼に追い詰められていく姿に、思わずニヤリとしてしまいます。職場の人間関係のストレスや、無意味な会議といった「あるあるネタ」を皮肉たっぷりに描きつつ、スラッシャー映画としてのお約束もしっかりと押さえているのが見事。

血の量は多いですが、後味はスッキリ。ホラーは好きだけど、暗い気分になりたくない時に、ぴったりの一作です。

こんな気分の時におすすめ

  • ホラーとコメディが絶妙に融合した、ブラックな作品が観たい時
  • 嫌な奴らがひどい目に遭う、痛快な物語でスカッとしたい時

まとめ

今回は、Netflixでしか観られない、本当に怖いオリジナルホラー映画を10本、ご紹介しました。

気になる作品は見つかりましたか? 最高の恐怖は、あなたの日常を忘れさせ、生きている実感を与えてくれるはずです。

さあ、今夜のお供を選んで、最高の恐怖体験をお楽しみください!

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